日記

ただの日記

膝が痛い

お酒を飲んだ。

今日の夜は母の病気のことで調べることや、片づけないといけないことはあったんだけど、別にそれほど飲みたい気分でもなかったんだけど、でもな・・・1日の最後は楽しく終わりたいよねってことでお酒を飲んだ。

 

250㎖飲んだところで病院から連絡があった。「血圧が少し下がっているぐらいです、酸素マスクも入れされてもらってますが、急変しているというわけではないんです。だけどちょっと様子が普段より違和感があるのでご連絡させてもらいました。面会されます?」

 

まじか、ビール飲んじまったよ。車出せねえじゃん・・・。

「5分ちょっと考えさせてください。また連絡します」

父に電話をする。

「どしたん?こんな時間に。何かお母さんあったん?」

「うん、まぁそんなに悪くなさそうだけどどうする?俺一人で行ってこようか?たぶん大丈夫だと思うし」

てな感じで家族と兄弟に連絡をいれて一人で面会に行くことにした。しまったな、タクシーを呼ぶ必要がある。車を使えたら兄も途中で拾って病院に面会に行けたところ、タイミングが悪いな。でもいつその万一タイミングがあるかどうかを恐れて、夜に何も娯楽をしないわけにもいかないし、まぁ仕方がない。行かないことで後悔もしたくない。ちなみにタクシー代金は3800円だった。(この件があってからは、一刻も早く駆け付けるためさすがに禁酒中)

 

最初、看護師さんの電話での話ぶりだと大丈夫そうだったのでお断りしようかと思ったけど、しかし、念のためにということで面会に行く。結果行ってよかった。

たしかに母へ問いかけても反応が非常に悪い。看護師さんが手の皮膚を引っ張って刺激を与えてくれているがそれでも反応が悪い。つい先日は悪いなりにも笑顔が見られていたのに・・・。

「こんな風に意識がはっきりしていないのは、普段なら寝ている時間だからですか?」

もう夜中の0時を回っている。

「いや、いつもはねもう少し反応がはっきりとあるんですよ。お顔も普段と違いますし、身体も緩んでいるんです。それで何もなければ良いんですが、何というか長くいろんな方を見ているので勘といいますか・・・勘でお呼びして申し訳ないんですが・・・」

「いやいや、勘大事っす。最悪の事態を想定して連絡くださったほうが家族としても嬉しいです」(実際はこんなにテキパキはっきりとは言えない)

「そうそう、そう思いまして連絡させてもらったんですよ」

 

面会中、母に「大丈夫だいじょうぶ・・・」と声をかけてあげた。手をさすったり肩をさすったりしてあげながら顔を見ていると少し目を開いたりするときもあるけど、

どこか意識がそのまま遠のいていくような朦朧としている。

危ないかもな・・・という思いがよぎる。母の口からもれる口臭が自分の鼻にツーンと響く。10分ぐらいの面会ということだったので、毎回無理いって面会させてもらっていることも多く、できるだけ時間を守ろうと努めた。

ご連絡をくださった看護師さんにお礼をいって病院を後にする。

 

タクシー代もったいないし、帰りは歩いて帰るかと夜道をひとりぽつぽつと歩く。10年前から歩くと膝が痛くなるので、途中4回ぐらい休憩したけど、考え事しながら歩いていたら気が付いたらすぐに地元についていた。2時間が一瞬だった。

 

デカビタCを5年ぶりにぐらいに購入する。

自販機から缶が出てきた時にショックだった。デカビタは瓶やろ。

 

 

帰ってきてブログを書く。今の時刻2時57分。母の手をさすっていた左手の消毒液の匂いはもうないなぁ。

一つ一つの選択が後手に回っており、決断まで時間がかかる自分の駄目なところや、他人への配慮で自分本位に動きづらい問題が露わに感じられ傷つけられる。自分の駄目なところを理解して、苦手な部分はもっと手伝ってもらえばよかった、もっと家族を動かせればよかった。もう少し先生を信頼すれば良かった、それならできたはずだ。人の命かかってるんやぞ!ちきしょう。

 

幸せになれる、と心に呟く。